重要品質チェック表は、作業指導書の中におり込まれているものである。 そして、「▽S]の部品(重要保安部品・保安部品)およぴ、現場で特に重要であると判断した部品の品質チェックを、どのような目的で、どこを、だれが、どんな方法でやっているのかを記入する。 また、部品別能力表の中の刃具交換についても記入し、標準作業票と同じように現場へ掲示する。 次に記入項目・内容について説明する。 (1)品番・品名 部品別能力表に準じて記入する。 (2)機番・工程名 作業要領書に準じて記入する。 (3)どこを 部品のどの部分をチェックするのかを記入する。 (4) なにで どのような測定器具(例、ゲージ)を使用してチェックするのかを記入する。 (5)セッチング時と作業始め セッチング時と作業始め時に、だれが、どのようにチェックするのかを記人する。 (例)□連2……班長が続けて2個チェックする。 (6)抜き取り 抜き取りチェックは、どのようにおこなうかを記入する。 (例)△1/10……作業者が10個に1個抜き取り、チェックする。 (7)刃具交換 刃具交換は、だれが、どのくらいの頻度でおこなうか記入する。 (例)50/□……班長が50個ごとに1回、刃具交換をおこなう。 (8)ねらい 後工程へ安心して流すことのできる目標品質を記入する。 (9)図 示 品質チェックの個所をわかりやすく図示する。 (10)どうして 何のためにそれらの品質チェックが必要であるか、その目的を記入する。 場合によっては、この項目を一番はじめに検討し記入する。 ![]() |