7月22日(水) 愛育病院 院内見学



2時半から4時頃まで愛育病院の院内見学をしました。3階の食堂に集合だったのですが、たくさん妊婦さんがいるのかなと思ったら私を入れて4人でした。(うち一人は国際結婚をしてる方で、アメリカ人のだんなさんを連れてきてました。その妊婦さんはすでに2人の子持ちで、前2回はアメリカで産んだんだそうです。)
案内してくれたのはすごく感じのいいてきぱきとした看護婦さんでした。まず陣痛室を見せてもらいました。夫立会いの人には個室の陣痛室が与えられるとのこと。その個室の陣痛室の隣に大部屋の陣痛室がありました。愛育病院では妊婦さんにきちんと助産婦さんが一人ついてくれて、しっかりサポートしてくれるのだそうです。そのかわり立会いじゃない場合はだんなさんは陣痛室には入れないそうです。真基さんにはロビーか家で待機してもらうことになりそうです。ベッドは6台置いてありました。さっきまで一人妊婦さんが使用していたようで看護婦さんがベッドのシーツを取り替えてました。陣痛室の外の廊下にアクティブチェア(木馬みたいのでそれに乗って陣痛を乗り切るみたい。)が置いてあったんだけど、そういえば血がついてたような。。。看護婦さんがあわててふいてたけど。試しに乗ってみませんかと言われたので、せっかくだから乗ってみました。ゆらゆら前後にゆれるんだけど、確かに横になってじっとしているよりはお産が進むかも。。。あと大きいビニールボール(直径1メートルはありそう)も見せてくれました。 やっぱりこのボールも陣痛がつらいときに上に座って痛みを逃すのだそうです。いろいろなものがあっておもしろい。
次にいよいよ分娩室へ。ちょうど今お産をしている妊婦さん(ついさっきまで陣痛室にいた方だそうです)がいるとのことで、一瞬みんなひいてしまいました。看護婦さんが、(ちょっと唸り声とか聞こえてくるかも。こわいという方はここで待っててもいいですよ)って言ってくれたんだけど、せっかくだから(?)ということでみんな行くことにしました。分娩室は2つあって、空いてる方を見せてもらうということだったんですが、そのすぐ隣からやっぱり唸り声が聞こえてきて、みんな ぎょっとしてました。でもすぐあとに産声が聞こえてきてさらにびっくり。看護婦さんがいうには、すごいスピード出産だったらしく、陣痛がおきてからまだ数時間だったとのこと。分娩室に入ったのもつい30分程前だったとか。うらやましい!!
看護婦さんが言うには、いっぱいいろんなグッズを持ち込んで陣痛室に入ってくる妊婦さんは分娩まで時間がかかるというジンクスがあるそうです。
中にはアイスボックス(!)まで持ち込んで入ってきた方がいて、やはりその方も陣痛室の主と化してしまったとか。。喉が乾くからと思って用意したんでしょうけどね。
笑えたのが、産声が聞こえる直前にあわててお医者さんが分娩室に入っていったこと。どうも看護婦さんからポケベルで呼ばれてたようなんだけど。。。そのお医者さんはよくテレビの赤ちゃん百科という番組に出ている岡井先生でした。看護婦さんに 捜してたんですよ!!どこいってたんですか!と怒られてました。(先生は いや、、地下にいたもんでベル聞こえなかった とか言ってました)看護婦さんが産まれたばかりの赤ちゃんを見せてくれました。小さくてまだ肌の色が紫ぽかったけどすごい元気に泣いてました。(ほんとタイミングがよかったかも。)
分娩室見学ではいろいろ質問が出ました。中でもアメリカ人のだんなさんが、産まれたらへその緒を自分が切りたい!とか言い出して(どうも前の2人のお子さんはそうしたようなのです。)さすが外国人のだんなさんは積極的(?)だなあと感心してしまいました。
看護婦さんが言うには、出産時はどんな姿勢でも(四つん這いでも横向きでも)オーケーとのこと。 場所も床(!!)の上でもいいですよだって。。。なんて自由(アバウト?)な。
でも自由なほうがいいかもしれないですね。実際その時になったらどうなるかわからないし。 痛くてひーひー言ってるのに、こうしなさい!!って頭ごなしに命令されるのもちょっとつらいかも。
その後、新生児室と入院室を見ました。新生児室には産まれたばかりの赤ちゃんがずらり。お見舞いの人も何人か来ていて楽しそうでした。入院室は一番高いという特別室を見せてもらいました。
まるでホテルのようでシャワー、テレビ、電話となんでもついてて感心。でも看護婦さんが言うにはここまですごい設備は必要ないとのこと。。。6人部屋で十分ですよだって。確かに遊びに来ているわけではないし、そんな高い(1週間で80万なんですよ!!)部屋は全く必要ないなーと思いました。6人部屋のほうがにぎやかでいいかも。本当は2人部屋にしたかったんだけど(母子同室なので。。)今現在工事中のため使えないとのこと。残念。
私達の中で一番質問していたのが国際結婚した妊婦さんだったんですが、(経産婦だけあって質問が鋭い)母乳が出るまで新生児にはなにを与えているのかとか(看護婦さんが答えたところ、砂糖水だそうです。粉ミルクはお母さんの許可なく勝手には与えないとのこと。)無痛分娩はあるのかとか(外国ではほとんどが麻酔を打って無痛ないしは和痛の処置をするのだそうです。日本の女性が麻酔を全くしないと聞いて、アンビリーバブル!!と叫んだ外国の妊婦さんがいたとか。愛育病院では和痛はあるけど無痛はしないとのことでした。無痛にするとかえってお産が長引く傾向があるらしいです。)いろいろ質問なさってました。
最後に看護婦さんが笑顔で(それでは、来月お待ちしてます。)と言ってくれました。
そうか。。。1か月後には今度は私が実際にここで出産するんだなああと不思議な気持になりました。