1999年9月8日 水曜日 
由香ちゃんちにいく

また1か月ぶりに妹の由香の家に遊びにいった。今回は新しく買った抱っこひも(カドラーレベカというメーカー)で行ったのだが、親の腰の所で細い紐で支えるため、なんとなくウェストに食い込んでちょっと苦しかった。大きくなると持ち運びがだんだん辛くなる。まあそのうち歩いてくれるようになるか。

日南子は今回はごきげんであった。家に入っても泣きもせず、好奇心いっぱいで探検しはじめる。妹にもすっかりなついてしまった。妹はもう臨月でおなかがぽんぽこりん。歩くのもたいへんそう。去年、私もそうだったのでつらさが分かる。しかも猛暑に臨月だと辛さ倍増だろう。もう少しの辛抱だね。そのでっかいおなかに日南子はすきあらばよじのぼろうとするので、見ていてはらはら。のっかったはずみで出てきたらたいへんだ。ちょこまか動き回る日南子を見て、由香は「こりゃおねえちゃんたいへんだね。目、離せないねー」と驚いていた。私としては、動いてひとりで遊んでくれたほうが楽。でもそのかわり動けないと危険なことはしないから、監視しなくていいという面では楽かもね。

しかし思い返せば、日南子が4か月頃までは、私はずーっと日南子を一日中抱っこしてたので、まるでコアラの親子のようだった。4か月頃までは軽いからずっと抱いてるのも可能なんだよね。よく抱き癖つくからたいへんだよーといろんな人から言われたが、そんなの今からするとたいしたことないなって思える(当時は真剣に悩んでいたが、、、)。だってすーぐ赤ん坊なんて自分で動くようになるし、そうなったら抱っこよりも自分で探検したほうが楽しいらしくて抱っこなんてあまりせがまなくなる。それに、そういう小さい時に抱っこしなくて、一体いつ抱っこするのってかんじ。そうでなくても子供なんてどんどん成長していつかは離れていっちゃうんだもんね(まあ振り返って見ているからそういうふうに思えるんだろうけど)、、、。

途中、日南子は昼寝をしたのだが、そのすきにと私たち2人は優雅に紅茶とケーキを食べだした。で、調子にのって(?)私が寝顔をデジカメで撮った途端、日南子がポカっと目を覚した。目を覚して一瞬、自分がどこにいるかわからなくなったようで、日南子はパニック泣きをはじめた。ずっと前に由香の家に来たときと同じ泣き方。周囲を絶え間なくきょろきょろ見回しながら、ひきつったように絶叫。15分くらい泣き止まず、しょうがないからフォローアップミルクと赤ちゃんカレーを食べさせる。すると落ち着いたのか、元に戻った。やれやれ。由香のおなかの赤ちゃんは日南子の絶叫を聞いてなにごとかと思ったろう。胎教によくなさそうだ。ごめんね。

その後は日南子はごきげんで、家の中をあっちうろうろ、こっちうろうろ、あげくにテープの棚を倒したり、たけさんのギターにべたべた触ったりする。夕方、名残惜しそうな日南子を連れて帰途についた。今度会う時は赤ちゃん生まれてるかな。また小さい生まれたての赤ちゃんを見れると思うと、とても楽しみだ。