1999年2月2日 火曜日


2月に入ってから寒い日が続いている。

最近、日南子は眠くなると泣くだけではなく、両目を手でこするようになった。おかげでこちらは判断しやすくなった。あと、抱っこしてほしいときの泣き方というのがあって、その時は口元を見れば分かる。ひしがたになるのだ。ちょっとすぼめてて、眉も八の字になって、なんか情けない表情になる。で、抱っこしてやると、にやっと笑うのだ。


最近の日南子のお気に入りは、足。
手は大分前から興味をもって、ごにょごにょ両手をからませたり、ちゅぱちゅぱしゃぶってたりしてたが、ここにきて自分の足に興味をもつようになってきた。おむつを替えてやったりする時に、自分の足先をつかんで華麗にY字バランス(?)をするのだ。あまりの柔らかさにこっちは 「おお!」と感動してしまう。あと、まるで江戸っ子が、「がってんだ!!」というときにやるように、自分のひざをばしっと叩くのだ。興奮すると連打になり、見てるこっちも思わず早口で何度も「がってんだ!がってんだ!がってんだ!」と合わせて言ってしまう。

授乳に関しては、集中力がガタ落ちになった。ちょっとでも気になるものがあると、飲みながらそっちを見たり、ひどい時は飲むのを止めてしまう。真基さんがまわりを歩いてたりすると、完全にそっちに気をとられてしまう。その時の表情がすごくおかしい。口を円くすぼめて、鼻の下をのばして、横目で様子を見る顔はお猿のよう。30秒くらいすると、おなかがすいてたのを思いだし、再びおっぱいに吸い付いてくる。全く、この変な余裕ぶりはなんなのでしょうか。

もうひとつおかしいことがあって、夜、会社から真基さんが帰ってきて部屋に入ってくると、日南子は一瞬動きが止って凍ってしまうのだ。それまでご機嫌でぬいぐるみを振り回して遊んでても、ぴた!と止ってしまう。その表情のいわんとするところは、多分(あんた誰?)
しかし、1分位すると思いだすのか、慣れるのかぎこちなく笑顔になる。これって人見知りの第一歩なのか?真基さんにしてみれば、そりゃないよーって感じ?(しかし、いったん慣れれば、お父さんの方がいいらしく、抱っこされたがったり、笑いかけたりする。たしかに私とは一日中ずーーーっと一緒なのだから飽きるのだろう。多分、新鮮なんだな。お父さんのほうが。)