2000年6月14日 水曜日
水疱瘡予防接種



今日で雨降り4日目。もう母子ともに狭い家の中でうんざり。

気分転換もかねて、社宅の日和ちゃんと水疱瘡の予防接種を受けにいく。甥の悠人君が先日、水疱瘡にかかったのだがその大変さを妹から聞いていたので前々から受けたかったのだ。私自身8歳の時にやったのだが、かゆくてすごく辛かったのを憶えている。おなかに跡が2、3残っているし。この跡は絶対消えないそうだ。顔でなくてよかったけど、、、。日和ちゃんはベビーカーでなくても歩いていけるとのことで合羽と長靴を着用していた。日南子はまだ全然裏切ってくれるので、ベビーカーにレインカバーをつけて出発。ありす川公園の脇の坂道を登って愛育病院にむかう。歩いていて気付いたのだが、ありす川公園側の塀になめくじがうじゃうじゃ這っていた。結構大きくて、気持悪かった、、、。

到着して母子保健科へ。検温のため体温計を脇のしたにはさもうとしたら日南子、大暴れ。押さえ付けられるのがいやなようだ。どうにかこうにか検温をすませる。37度ジャスト。問題なし。二人とも注射だとは露知らず、無邪気に絵本やらボールやらで遊んでいる。雨だというのに結構混んでいて結構待った。最初に日和ちゃんが呼ばれて診察室へ。部屋からは日和ちゃんの叫び声が、、、。かわいそう、、。

次の次が日南子の番だった。日南子、部屋に入った途端に恐怖の金切り声をあげる。今日はちょっと訛りのあるおじさんのお医者さんだった。お医者さんは「水疱瘡は予防接種しといたほうがいいですよね。副反応もほとんどないし、やっておけば80%はかからないし、もしかかっても非常に軽くてすむからね」とのこと。私は真基さんが水疱瘡やってないかもしれないが、もし副反応が出たらうつるのか聞いてみたら、「予防接種では他人に感染しないよ」と笑われる。そうなのか。どうも常識のようで看護婦さんも笑っていた。ちょっとはずかしい。

このやりとりの間、日南子は一人で絶叫泣き(もう私は病院での日南子の絶叫泣きは慣れてしまったので、あまり気にならない。でも他人の迷惑なので一応あやすけどね、、、。やっても無駄だけど、、)。あまり泣くので、ふざけて「たすけてーアンパンマーン」と診察室に貼ってあったアンパンマンのポスターに向かって私が言ったら、日南子、涙声で「あーぱーまーん」だって。これには日南子には悪いが笑ってしまった。いざ注射。看護婦さんと私とで暴れないように押さえ付ける。日南子いよいよ大泣き。注射針がブスー。「うぎゃーーーーーーー!!!!!!!」

診察室のドアは開いているのだが、待合室から何事かと2、3人のお母さんやおばあちゃんがのぞきこんでいた。それほど日南子の絶叫はすさまじいのだ。おそらくトップクラスだろう。終わって先生にお礼を言って、診察室を出たら、孫の健診(多分1か月健診かな。抱っこされてる赤ちゃんはとてもちいちゃかった)につきそいで来ていたらしいおばあちゃんが「すごい泣いてますねえ。かわいそうに」と話し掛けてきた。「ええ、もう注射が大嫌いで」と苦笑いで答える。日南子は終わってもしばらく私にかじりついてウォーウォー号泣していた。よっぽど痛かったんだろうなあ。

日和ちゃんはもうすっかり泣き止んで帰る支度をしている。日南子もだんだん泣き止み、しゃくりあげ程度におさまってきたので帰る用意をする。これで長い間の懸念だった水疱瘡の予防接種が終わった。よかったよかった。