2000年4月28日 金曜日 
超音波検査・退職挨拶



今日は妊婦健診で超音波検査をしてもらう日である。
前日に豊田のおばあちゃんが上京してくれていて、一緒に超音波検査を見てもらうつもりだったが、日南子がぐーぐー昼ねしていたので、起こすのもかわいそうだからということで、申し訳ないがおばあちゃんに日南子のお守りと留守番をお願いして一人で病院に出かけた。今日は健診だけじゃなく、さらに退職の挨拶(なんと私は休職中だったのです。うちの会社は育児休暇を2年とることができるのだ)に幕張までいく予定であった。ほんとは復帰する予定だったのだが2人目ができてしまったので、退職することにしたのだ。

愛育病院についてまず尿検査のための小水を取り、血圧・心拍数を計り、体重を計る。なんと体重は50キロ。予定より一月早く大台にのってしまった。いかんな、、、。

最初に楽しみにしていた超音波検査。入ると、見覚えのある男性のお医者さまが待っていた。たしか日南子を出産した時に分娩室にいた先生だ(苦しかったからうろ憶え)。なつかしいなあ。おなかを出してベッドに横になる。先生にずいぶん早くから胎動を感じると伝えたら、「そうですね。経産婦さんは早く感じる場合が多いみたいだけど、、、もしかしたら巨大児かもしれないから調べてみましょう」とのこと。ひえー。きょ、巨大児って、、、??? どきどきしながら画面を見ると、まりも2はまぶたを開けたり閉じたりしていた。口もパクパク動いていた。鼻の穴までよく見える。最近の超音波ってすごいねえ。なんか2年前の日南子の時よりよく見えるかんじ。心臓もぱこぱこせわしなく動いている。異常ないとのこと。腎臓もちゃんと機能しているらしい。しかし、頭がちょっと大きいらしい。お医者さんが笑いながら「頭がちょっと大きめだねえ。他のとこは普通ぐらいだねえ」と言っていた。そうか、、、頭がでかいのか、、、。まあ日南子もけっして頭小さくないし、、、。兄弟だから似るのかなあ。2人ともモデルにはなれそうもない。

さて、超音波で一番楽しみにしていたのは性別がどっちかということ。先生が「知りたいですか?」と聞いてきたので間髪いれず「知りたいです!」と即答。先生が「よし、どれどれ、、、」と調べてくれた。が、まりも2の姿勢がどうも膝をまげておなかにひきつけているようで、肝心の部分があんよで隠れている。先生も「うーん、、、ちょっと姿勢が変わればいいんだけどなあ」と苦労している様子。結局どの角度からみてもはっきりとは識別できなかった。「あえて言うなら突起物は確認できなかった、というかんじですねえ」と先生も苦笑。次回の妊娠32週の超音波検査の時に再度挑戦とのこと。その時にちゃんと分かればいいなあ。まあどっちでもいいんだけど、やっぱ事前に分かっているとモノグサ夫婦の私達にとってはいろいろありがたいのだ(特に名前ね。どっちかはっきり分かっていないとどうも考える気にならない、、、。あと服とかの準備も面倒くさい。いかんな。B型夫婦は)。妊婦健診では特に尿蛋白も尿糖も出なかったのでよかった。ただやはり体重が今月は増え過ぎとのこと。一か月一キロがいいのだそうだが、私は一か月で1、6キロも増えたそうだ。つわりの反動でどうもここのところ食べ過ぎているのがよくないんだなあ。あまりばくばく食べないようにしなければ。太り過ぎると難産になる傾向があるらしいし、、、。

私は今回の妊娠では最初にたまたま見てもらった斉藤先生という女医さんにずっと続けて見ていただいていたが、先生は今月いっぱいで愛育から他の病院に転勤になるとのこと。なんだか残念だ。「がんばって元気な赤ちゃん産んでくださいね」と最後の挨拶の時言われた。

健診の後、病院の食堂で遅めの昼食を取り、つぎに退職の挨拶まわりをすべく幕張へ向かう。日南子はおばあちゃんに見てもらってるし、私一人だから楽だろうと思ったが、これが結構たいへんだった。日比谷線の広尾駅から八丁堀まで行き、京葉線に乗り換えて海浜幕張だったが、なんせそんな長時間電車に乗るのが久々。日比谷線も京葉線も座れたのだが(京葉線では若い女の子が席を譲ってくれて助かった。どうやらもう傍から見ると妊娠しているとわかるらしい)、すっかりつかれてしまった。会社に着いたのは愛育病院を出てから1時間45分後であった。

受付で部署の秘書をしている玉城さんを呼び出してもらう。玉城さんは私の後任の方で、休職中も郵便物を送っていただいたりなにかとお世話になっていた。1年9か月ぶりに会った玉城さんはパリっとしていて颯爽としていた。だらーっとした妊婦服姿のお気楽主婦の私とは正反対である。部署に案内してもらい、やはり1年9か月ぶりに上司と再会。いろいろ退職の手続きをすませる。その後部署内をまわって挨拶したが、月末でみなさんとても忙しいご様子であった。そんな中普段着でうろうろ徘徊する私は完全に浮いていた。一通り挨拶を終え、玉城さん達と手を振って別れ、上司に見送られ会社を後にした。なんだかちょっと寂しい気がした。一応なんだかんだいっても10年勤めてきた(まあ、そのうちの1年半は休職してたけど)会社だもんなあ。

帰りの行程はラッシュとぶつかったため行きよりかなり疲れた。でも一応座れたので助かった。へとへとになって家にたどりつくと日南子は昼ね中であった。おばあちゃんに聞くと、特にぐずることもなかったとのことだったが、半日赤ん坊と一緒にいてとても疲れただろうなと思った。本当にありがとうございました。これで退職関係のやるべきことは全て終わった(はず)。さて退職金は一体いくら入るのかなあ???