1999年4月10日 土曜日 
コマーシャル好き?

今なんできまって週末になると天気が悪くなるのだろうか。今日も曇天で昼過ぎから雨がぱらつきはじめた。おかげで日南子の散歩ができない。家で閉じこもってテレビでサッカーを見たり、ゲームをする。
サッカーは、緑のグラウンドに色あざやかなユニフォームがきれいなせいか、日南子はわりにじーっと見ている。応援の単調なリズムも好きなのか、四つん這いになって体をゆらして楽しそうである。

しかし、なんといってもテレビで一番好きなのはコマーシャルで、サントリーの「ごめんね」(ジュースのコマーシャル。なんか合唱団が、「歌えー水のようにー(ごめんねー)、歌えー果実のようにー(ごめんね)」と歌うやつ。私がまねして普段よく歌っていたせいか?)と、洗剤のコマーシャル(子供がスパゲッティとかカレーを食べて、服を汚すやつ。「おーこんないでねーママ、汚れちゃったよー、パパ」って歌が流れる)が出ると、何をしててもはっとテレビを凝視するのだ。で、終わると、遊びを再開する。今のところ、この2つにしか反応しない。なんでだ。不思議。

夕方、買い物に商店街へ出る。すれ違い様に、見知らぬ婆ちゃんが日南子に話し掛けてきた。「あらー可愛いねえ。私、あんたみたいなちいちゃい子大好きなのよー」といいながら、ほっぺをつつく。一瞬、人見知りが心配だったが、日南子はただじーっとおばあちゃんを見つめている。おばあちゃんはその表情を見て、「あれまあ、じーっと見てるねえ。泣きもしないし、笑いもしないねえ」だって。ほんと、おばあちゃんが言うように日南子はただじーっと不思議そうに見ている。おばあちゃんは、すぐそこの食堂の人らしく、日南子に「遊びにおいでね」と言って去っていった。日南子の反応はよく分からないが、「誰なんだろう、、、」というのが全身に出ていた。これも人見知りなんだろうが、由香や私の友人に対する反応とはかなり違っている。年配の女性は大丈夫なのか? 男の人に対してもよく分からない時がある。電車で見知らぬおっちゃんに大胆に触ろうとするし。若者はどうなんだろう?今度、真基さんの友人でテストしてみたいもんだ。