1998年11月5日 木曜日


今日はミルク(人工栄養)と母乳について書いてみる。
育児を始めてから本当にいろいろな悩みがでてきているのだが、ずーーっと根底にある悩みがこれ。授乳は今の私と日南子にとって最重要な事柄である。睡眠時間も散歩/買い物などの外出の時間も、とにかく全てが授乳によって左右される。2か月半たった現在もだいたい日南子の授乳間隔は3時間。時に2時間半だったり、6時間(これは今までの最高記録。夜中の12時から朝の6時まで開いたことが1回だけあった。)だったりするけど、あまり開かなかった時はちょっとがっかりしてしまうのだ。 飲ませ方が足りなかったのかなあ、それとも分泌量の問題かなあといろいろ悩んでしまう。
しかし授乳間隔よりもなによりも悩んでいるのは、飲む時の日南子の状態である。ここのところ必ずといっていいほど絶叫つき。1回でも口から乳首が外れたり、飲んでる途中で乳房がはって硬くなり飲みにくくなると癇癪をおこして大声で泣くのだ。こうなるともう手がつけられない。一度あやしてなだめすかしてからじゃないと飲まない。この状態は1か月半くらい前から始まっていて、その度に、私はヒステリーを起こし、あーもうミルクにしちゃおう!!哺乳瓶で飲ませたほうが楽だ!!と思ってしまうのだが、いざミルクに、、、、と思っても、これがなかなか勇気(?)がいる。 本を読んでも、保健婦さんに聞いても、やはり母乳は栄養面/経済面どれをとってもミルクに優るというのだ。ミルクは昨今の開発により、栄養面では母乳にかなり近いらしいが免疫力等ではかなわないそうだ。消化吸収の面でも母乳は優秀らしい。ミルクは母乳よりも消化がよくないので(はらもちがいい、という風にも言える。)授乳間隔が母乳よりも開くそうだ。だから飲ませやすくて、はらもちがよくて授乳間隔が開くなら断然ミルクの方が楽そうだが、それって単に母親の私にとって都合がいいだけで、日南子にとってのメリットはないのだ。(しいて言えば飲む際に楽だというのが日南子にとってのメリットかな。)それを考えると私のエゴでミルクに替えちゃうのもなんだかなあ、、、と思ってしまうのだ。はたからすれば、そんなのどっちでもいいじゃん、て感じなんだろうけど。母乳だろうがミルクだろうが子供は育つんだし。しかも母乳で育てたくても出ないお母さんもいるんだし、そういう人からすれば贅沢な悩みなんだろうけど、、、。
この母乳かミルクかの私の葛藤(?)の被害を受けているのは日南子よりも真基さんのような気がする。毎回、授乳の度にヒステリーを起こす私をなだめて、ついでに大泣きしている日南子もあやして、彼が一番被害を被っている。(日中ならまだしも、明け方とかにも最近大騒ぎなので、仕事があるのに可哀相、、、)
本当は試しに一日だけミルクを試してみたいと思わないでもないが、一日でも母乳をやめると断乳と脳が判断して分泌を止めてしまうらしいのでこわいのだ。でも、まあいつまでも母乳をやるわけでもないし、そのうち離乳食も始まるし、そんなに深刻に考えることではないのかもしれないが、少なくとも日に6回、多くて8回授乳している現在の私にとっては最重要/最優先事項なのである。