1998年10月28日 水曜日


最近、日南子の後ろ姿が気に入っている。といっても抱っこされている後ろ姿。真基さんに抱っこされている日南子はまるでコアラのようで可愛い。両手でしがみついていて、おしりがぽこっと出ていて、両足がガニまたになっている。それに斜め後ろから見ると、赤ん坊の頭はまるでそら豆のようだ。ほっぺがぷーっとふくれていて可愛い。後頭部のうすい髪の毛がうずまいているのもなんだか可愛い。

しかし赤ちゃんって可愛いだけじゃないのね、、。日南子は今日はご機嫌ななめ。おっぱいを飲んでいて、ちょっとでも口から外れると火が点いたように泣く。そうなるともうお手上げ。「ほらあるでしょー泣かないのー」と言ってすぐ口に押し込んでも、顔を真っ赤にして目をぎゅっとつぶって両手両足ばたばたさせて満身力を込めて、うわーーーーーっと泣く。まさに地団駄ふんでるって感じ。涙までながす。たかだかおっぱいで、なにもそんな大げさな、、、とこっちは呆れてしまう。しばらく抱っこして、忘れさせてからじゃないと(これをリセットと私は呼んでいる。)、もう飲まない。えんえんと泣いている。落ち着いたのを見計らって30分後位に残りを飲ませる。結構たいへん。時には1時間後にやっと落ち着いたりする。満腹かどうかは、飲んだ後の日南子のおなかのふくれ具合と自分の乳房のしぼみ具合と飲んだ分数とで判断する。哺乳瓶だと目盛りがあるから分かりやすいんだろうけど。母乳だと判断は難しい。しかし、うまく左右両方きれいに飲み干して満足気に眠っている日南子を見ると、やった!という達成感があって嬉しい。
1か月のころは、片方飲むのがやっとで、途中で眠ってしまうことが多く、冷たくしたガーゼで顔を拭いて無理矢理起こして飲ませていた(ちょっとひどいかも、、、)。1か月から2か月までは、飲む力が強くなり、加えて私の乳房も分泌過多でむせてしまうことが多く、その度にうわーーーんと上記のような大泣き状態になっていた。量的には片方飲んだらぐったりで、残りを1時間後とかにちょっとだけ欲しがるという感じだった。2か月過ぎ、つまり今は両方をわりと短時間に飲むようになった。おっぱいの飲み方でも成長過程が分かる。
ちなみに今日は1回も平和な授乳はなかった、、、、。必ず絶叫つき。こういう日はちょっと疲れます、、、、。絶叫がなかなか止まなくてこっちがいらいらしてきたら、気分転換に札幌に電話して母に日南子の声(絶叫)を聞かせてあげます。母は、あらーなんか自我が芽生えてきたみたいな声ねえ、とコメント。こっちは大体毎日聞いてるから変化ってわかんないんだけど。自我か、、、日南子はけっこう激情型かもしれない。悪く言えばかんしゃくもち、、、。