1998年9月17日 木曜日


今日で日南子が生まれてちょうど一か月。愛育病院に母子ともに健診を受けに行った。


この前ファミリアで買ったピンクの服を着せて出かける。日南子を連れての外出は初めてでどきどきした。天気はちょうど薄曇りで、気温もそれほど高くなく、ちょうどいい感じだった。抱っこひもで抱えて、荷物は真基さんに持ってもらって出発。日南子は機嫌が結構良かった。外気にあてると機嫌がいいと、本に書いてあったが本当のようだ。

愛育病院に無事着き、最初に私の健診をすませた。その間日南子は真基さんと待合い室に。周りは出産前の妊婦さんがほとんどなので、赤ちゃんは結構注目される。健診では分娩時にお世話になった先生に再会。「育児がんばってくださいね」と励まされる。もう完全に回復してるので通常の生活にもどってよしとのこと。
健診後、母親学級で一緒だった人に偶然会う。「お腹がへこんでいる!!いいなあ」とうらやましがられる。彼女はもうすく出産といった感じで、早く出てきてほしいと言っていた。

その後、日南子の健診に母子保健科へ。産科外来とは全く違う雰囲気で、待合室というよりは子供の遊び場といった感じの広いスペースで呼ばれるのを待つ。ぬいぐるみやおもちゃがたくさん置いてあって子供がはしゃいでいる。結構混んでいて、診察まで小1時間ほど待たされる。その間に授乳室で授乳する。となりで授乳していた人に「何か月ですか?」と話しかけられる。受診にきているお母さん達はみななぜかフレンドリィ。初対面なのに、互いに赤ちゃんをあやしあったり、ちょっと世話したりしてあげている。きっと互いに子供を生んだことで、連帯感みたいなものがあるのだろう。
健診は最初に看護婦さんに身長、体重、頭囲、腹囲をはかってもらった。身長52.5センチ、体重4,200グラム、頭囲36センチ、腹囲36センチだった。(頭囲と腹囲が同じなのが笑える。)体重が1.2キロも増えててびっくり。まさかそんなに大きくなっているとは! 母乳が足りない!!と騒いでいたのは杞憂だったようだ。
その後のお医者さん(かなり高齢の方で、にこやかなおじいちゃんという感じ。。。。)との相談でも、「ころころしてて元気そうでいいですねえ」とほめられる(?)。気になる鼻詰まりも、喉がはれているわけでもないし、よくあることだから経過をみましょうと言われる。黄疸も、母乳栄養だからまだ残ってるだけで、心配ないとのこと。日光浴をすれば消えるそうだ。よかった。
あと手首に青いシミみたいなものがあって気になっていたのだが、それは蒙古斑だそうで、じき消えるらしい。おしりじゃなく、こういうとこに出ることがときどきあるそうだ。
この月齢で授乳間隔が2時間〜3時間なのはかなり順調らしい。お医者さんに「親孝行の子供さんですよ」、と言われる。普通、母乳だと、かなりまちまちで、30分間隔の子供もいるそうだ。(そりゃあ大変だ、、、、)だから1か月健診に来るお母さんはたいてい目のしたにクマができているとか。「あなたは目元も晴れ晴れ(?)としているし、だんなさんもちゃんと手伝ってくれているようだし、本当によかったですねえ」と言われる。(そうか、、、順調なほうなのか。)
その後、日南子にビタミンK2シロップを飲ませてもらい、果汁と散歩についての指導を受ける。果汁をそろそろ飲ませてもいいとのこと。季節の果物をしぼって小さい匙でちょこっと飲ませることからスタートするそうだ。ついに日南子も母乳以外のものを口にするようになるのか、、、、やっぱ少しずつ成長してるんだなあ。散歩も30分以内でそろそろ始めていいそうだ。以上で終了。
トータルで4時間ほどかかった。日南子はその間むずかることもなくいい子だった。こんなとこで泣かれた日にはたいへんだったろう。

私と真基さんはおなかがすいたので、噂の愛育病院の食堂へ。シチューとカニ玉を食べる。おいしかった。食事中、岡井先生をはじめ出産時お世話になった先生方が食事に来た。岡井先生は堂々とタバコを吸っていて笑えた。あれじゃタバコは赤ちゃんに悪いから止めましょう、といっても説得力がいまいちか。医者にありがちなパターンだ。