2000年4月4日 火曜日 
歯科健診



今日は午後、芝の保健所まで1歳半歯科健診に出かけた。この芝の保健所は妊娠中も母親学級でお世話になったところでなじみが深い。

しかし1歳半過ぎの赤ん坊を連れてのバス乗車がここまでたいへんとは思わなかった。先日通信販売で購入したバギー(オレンジとグリーンの派手な配色でキューピーちゃんの絵が描いてある。B型ベビーカーより軽く3、8キロでたたんだらかなりコンパクトになる)で出かけたのだが、バスに乗る際はたたまねばならない。たたんだバギーを左手に、日南子を右手に抱っこし、肩からバッグ(これまた替えのおむつやら麦茶入りカップやら母子手帳入れやらで結構重い)をぶらさげ、ひっくりかえらないように両足をふんばりながら、料金箱に200円投入。バスってすぐ発進するから両手がふさがった状態だとすごくこわかった。あんまり混んでなくてすぐ座れたから助かったが、降りるときがまた一苦労であった。バギーを何人もの乗客のみなさまにぶつけ、あわてて降りる始末。あやまりどおしである。赤ん坊って、むしろ1歳前の小さいころの方が持ち運びが便利なんだなあ。荷物感覚で運べるもんね。日南子ぐらいになっちゃうと、中途半端なかんじだ。歩くとはいっても、すぐ抱っこ要求で期待できないからねえ(それに進行方向を理解しないので、逆走したり寄り道したりで、通常の2、3倍は時間がかかる)。

なんとか芝保健所に到着したのは2時ちょっと前。すでに会場内は日南子ぐらいの赤ん坊であふれかえっていた。整理番号は31番。今日は予備日なのにけっこう混んでいてびっくり。呼ばれるまで30分程待った。

最初は一般的な相談で、どんな単語を口にするか(パパ、わんわん、あんよ、ねんね、まんま、ぴかちゅー、いないいないばー、を最近よく言うと保健婦さんに伝えたら、「大好きなものの名前を最初におぼえるのよね」だって。そうか。やっぱり「ママ」は好きじゃないのか?)、牛乳はどれくらい飲むか、など質問された。まあ特に問題はないとのことで終了。

次に呼ばれて小部屋に入ると、白衣を着たおじさんとおばさんが待ち構えていた。「うわ。まずい」と思うまもなく、日南子、金切り声をあげる。しかも、診察の仕方が日南子にとっては恐怖そのもの。あおむけにされて、おじさんの膝に頭をのっけて口をこじあけられる。私が両手を押さえるが、暴れる力がすごくて何度かパンチをくらう。両足もばたばたさせるので、おなかにキックもくらった。

虫歯は無かったし、噛み合わせも正常だったが、融合歯というのが前歯にあるとのこと。これは私も真基さんも前から気付いていたのだが、どうも2本の歯が根本でくっついているようなのだ。よくあることだそうで、気にしなくていいとのこと。永久歯はちゃんと分かれて生えてくるらしい。ただ、割れ目の所が虫歯になりやすいので気を付けるようにとのこと。
他の子も診察は恐怖らしく、診察室は絶叫の渦であった。お医者もたいへんだ。

その後、歯磨き指導があり、5組ずつ呼ばれる。「いつも使っている歯ブラシを持たせてみてください。」と言われたので、持たせると日南子はいつもどおり歯磨きの真似事を始めた。それを見た保健婦さんが「あらー、ひなちゃん、えらいねえ。早速始めたねえ。女の子はおしゃまだからこういう反応って早いのよね」と言うので、他の4人の子を見ると全員男の子だった。でも男の子でも、右隣にいた子もちゃんとやっていたし、左隣の子はお母さんに仕上げ磨きされてもちゃんとおとなしかった(日南子は仕上げ磨き中暴れるもんね)。保健婦さんからはいろいろためになる話しをうかがった。子供に持たせる歯ブラシと仕上げ磨き用の歯ブラシは別にしたほうがいいとか、仕上げで磨く時に左手の指で歯茎をガードしてやるといいとか。1歳半では虫歯はなくて当たり前らしい。これからどんどん増えるそうなので、ちゃんと注意しなきゃね。これで健診は全て終了した。

次回は2歳まで健診はなし。予防接種も1年くらいはないらしい(次回は日本脳炎だ)。ちょっと休憩ってかんじだね。